2016秋アニメ 感想②
今回の目次
・ViVid Strike!
・終末のイゼッタ
・DAYS (2016夏~)
・Bloodivores
※叩いているように見える感想もありますが、つまらないと思ったアニメでも出来るだけポジティブに捉えて書いています。怪しい文言は、頭に「いい意味で」をつけて解釈していただければ感想の意図が柔らかく伝わると思います。
Vivid Strike!
アニメオリジナル セブン・アークス・ピクチャーズ制作
なのはVividのスピンオフ作品なのでまったく見る予定なかったが、問題なさそうだったのでセレソンの強制力も手伝って視聴。
全話通して、リンネの格好がチャイカにまあまあ似てるのが印象的。
正直言って特に後半は物理攻撃の応酬だったけど、ボキャブラリー豊富なセリフに乗ってただの試合が凄く熱いものになっていました。ストーリーも王道そのもの。
魔法少女としての面白みが無い分、格闘技+友情アニメとしての面白みが多かった気がします。「人を見下して貶めるくせに辛くなったらすぐに投げ出す。その腐った性根わしがぶち壊してやる!(10話)」この客観的かつフーカしか気づかないであろう正論を聞いたときは驚きを隠せなかった。自分が嫌いというリンネには共感できなかったのでそこまで響きませんでしたが。このアニメのみならず多くのアニメに言えることではあるが、こんなんなるまでに何とかならんかったか?とも思います。こう思ってしまうのは、キャラに情が移ってないからなんかなあ。
67点
終末のイゼッタ
アニメオリジナル 亜細亜堂制作
第二次世界大戦をモチーフにした歴史ファンタジー。昨年冬の「純潔のマリア」をよぎらせた人も多いでしょうが、イゼッタは最前線で戦争に加わる、ある意味真逆の内容です。基本的な見どころは登場人物のかわいさやイゼッタの戦闘能力を活用した見事な戦術、フィーネとイゼッタの信頼関係かな。エイルシュタット兵士たちがフィーネとイゼッタを心から信頼しているのも好印象。
[3話]エイルシュタット国家。小刻みに震える兵士たちすこ
残念だったのは8話、リッケルトとビアンカのラストの違和感。なんであの短期間で相思相愛にまで発展するの?とものすごく引っかかってしまいました。内容は気に入っただけにとてももどかしかったです。
ラストはイゼッタの終末というよりは魔女の終末といったところで、フィーネやイゼッタ達の幸せな生活で幕を閉じました。まああんだけフィーネが命がけで戦っといて、何で生きてんだよというご都合主義的な展開ではありますが、ここいらの満足度は登場人物への愛情の多さに比例するのではないでしょうか。
今期1番最初に見たアニメということもあり、設定などは最低限追いかけたつもりです。適当に見ると「ん?」となるかも。
[8話]これだけは見よう。「週末のビアンカ」みたいなスピンオフ出してほしい。
75点
DAYS
前期から計24話。とにかく主人公のつくしのナヨナヨ加減と相性が悪く嫌いでした。20話までは。準決勝、京王河原戦になってから格段に面白くなりましたね。久しぶりに(もしかしたら初めてかも)真正面からスポーツアニメを楽しめた気がします。ただ試合前半はクソワロタよの感じ。
[21話](君下からボールを奪って)「良かった。聖蹟に入って丸くなったかと思ってたよヘラヘラ」
「(!?)ボールがない!!?」
聖蹟ボール追いすぎぃ!小学生かな?
サッカー経験10年で戦犯扱い。観客「場数の少なさが出たな…」「これで負けたら14番が戦犯だな…」ほんとすこ
22~23話の君下劇場。今まではうっさい先輩のイメージだったけど今回の活躍で株急上昇ですわ。つくしが好きになったかと言われるとそうじゃないけど、活躍は認めざるを得ない。最終回で生方さんにスポットが当たったのも好きでした。決勝戦も制作決定のようなので、この興奮が体から抜けないうちに是非。楽しみです。
81点
Bloodivores
漫画原作 Creators in Pack制作
終わり方。終わり方!終わり方ぁ!!!
青里というパラレルワールドに飛ばされた弥琉(ミリュウ)ら犯罪者たちが、訳の分からないまま生と死のサバイバルに巻き込まれる。
ストーリー上は化け物たちに殺されないよう協力と裏切りを経て生き残っていく状況が続きますが、途中途中ご都合主義とも異なるいろんな設定・伏線が出てきます。この回収すべき設定をすべてコースに散らかしてきてゴールテープを切ったのがこの作品。公式サイトのイントロダクションに書いている設定すら使わなかったり無視したりと、色々と自由な作りになっています。元々こうなのか、アニメ化がそうさせたのか…
そして衝撃の最終回。アニメとしては良い気になる引き、今後に期待をさせながらの『ご視聴ありがとうございました。』常々「これちゃんと終わるのか?」と視聴者に疑問を持たせてはいたが、ここまで堂々とした打ち切りだと「これはこれでアリなんじゃないか?」と錯覚させられるから怖い。しかし冷静になれば、アニメ制作の観点からルール違反なのは明白。12話としては90点だけど、最終回としては0点という印象を受けました。作品として着地させるためには続編を作るのはマストでしょう。
71点
途中経過
作品 | 点数 |
---|---|
DAYS (New!) | 81 |
終末のイゼッタ (New!) | 75 |
Bloodivores (New!) | 71 |
ViVid Strike! (New!) | 67 |
ドリフェス! | 66 |
侍霊演武 | 40 |