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ちーぴんの「笑いは血、アニメは肉」

アニメ・お笑い賞レースについて

鬼平 感想

原作:池波正太郎

監督:宮繁之

アニメーション制作:スタジオM2

 

 

一種の特別警察である火付盗賊改方「鬼の平蔵」こと長谷川平蔵。職務に忠実なだけの固い男ではなく、殺さず、犯さず、盗まれたら潰れるような店からは盗まないという「盗人三箇条」から外れ、人の道に背く者のみを許さない平蔵と彼を取り巻くキャラクターたちが織りなす痛快エンターテインメント。

 

一言で表すなら「粋」なアニメ。1話完結で、男気にも人情に溢れた鬼平の採決に感動する。主人公のわりに最後にちょろっと出てきて終わりみたいな回もありますが、周りの人々や罪人が人それぞれいろんな考え方や心構えを持っていて楽しいです。

 

昔の恩人を思いやる気持ちや感謝の気持ちをここで出てくる人物たちは行動で示します。言葉や文字ではなく。この感謝を表す行動は、本物の気持ちを持っていないとできないな、今の若者には到底思いつかないな、そんな「粋」なオチで毎回きっちり仕上げてくれています。

 

原作の1作目が発表されたのは丁度50年前。そんな時代に古き良き日常をフィクションとして作り上げていることに驚きを隠せません。現代では到底真似できないことだろうと思います。