ちーぴんのお笑いとアニメのブログ

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M-1グランプリ2018 感想

3時間半に亘って行われた「M-1グランプリ2018」。時系列順に振り返っていきたいと思います。

 

オープニング

笑神籤、上戸彩で良くない?こういう人たちを出さなきゃならないのは分かるけど、M-1という芸人の格闘技に、よく分かってない人たちが入ってくるのは好きじゃない。せめて吉田沙保里さんだけでよかったんじゃ…?

 

敗者復活

ミキ、マヂカルラブリー三四郎がコメント。「巨人ちゃん待っててね~」はいかんでしょ。

準決勝10位のからし蓮根が11位、マヂカルラブリーが9位、三四郎が6位、アキナが4位、敗者復活戦トリのインディアンスが3位になる中、昨年3位のミキとラストイヤーのプラス・マイナスが残る。

敗者復活はミキ。しかし昨年敗者復活のスーパーマラドーナが2位ハライチにほとんどダブルスコア(約11万票)をつけたのに対し、ミキとプラス・マイナスの差はわずか1万8千票。喜ぶミキの横で、普段あんなに適当な岩橋がなかなか顔をあげれなかったのが印象的でした。2002年から挑戦し、準々決勝4回、準決勝5回の好成績でした。M-1の舞台で、全国に名を轟かせて欲しかった。ありがとう!プラス・マイナス!面白かった!

 

 

FIRST ROUND

見取り図 「彼女が欲しい」(606点)

結婚を前提とした彼女が欲しいという盛山に、リリーが女の子を紹介する入りはオーソドックスな漫才。トップバッターながら、つかみでも1ボケ目でもしっかりウケていたように見えます。これもトップだからだが、ラムちゃんとすだゆりこさんの件、会場が盛り上がっていたら最初から笑い声もあったろうに。

1番気になったのは後半。オシャレせんとあかん、心に余裕がある人がモテるの部分は最初の漫才からずれているのでは?伏線の回収と「あたおか」の投入の為にはやむを得なかったのかな。そのおかげで志らくさんから85点頂いたわけだし。

巨人師匠が「フリが3つを2つに減らしたら」と言っていましたが、「おんどれ」がいらなかった気がする。

「あとマルコ牧師て誰~!?」

80点台後半が多い中、松本さんが83点、基準点の高い礼二は91点。

 

スーパーマラドーナ 「隣人」(617点)

隣人が怖い人かもしれないという武智に、隣人と仲良く出来ているという田中が手本を見せる。一般的な漫才コントに見えたが、審査員曰く設定が難しいらしい。グチャッとなったラスト1分は、確かに田中がただ騒いでいるだけに見えた。最後の「人生で1番大事な舞台やぞ!!」は、後半の順番ならもっとウケたはず。後の武智の「俺らの…」が、改めて聞くと笑いの量を悟っていて切ない。

個人的に、武智のツッコミは敬語じゃない方が良かった。もったいない。

「さっきのかな~?ボン、キュッ、ボン、パァ~!」

見取り図より同じか、少し高い点数をつける審査員が多かった。

 

かまいたち 「タイムマシンが使えるなら」 (636点)

もし1回だけタイムマシンが使えるならどうする?と問う濱家に対し、コンビニのポイントカードを作ると言い出す山内。途中でボケとツッコミが入れ替わりつつある新しい漫才で会場を沸かせた。

「ポイントがやろ?」「違う違う違う!」での引き込み具合は、審査員・観客が待ち望んでいたものだろう。その後もすべてのボケが見事にはまっていく。見取り図へのコメントで塙が言ったタテの意識もあり、2人のキャラクターも出ており、ラストへの畳みかけも抜群でハイクオリティ。

それだけに、「上手さを感じすぎてしまった」という志らくさんのコメントは目から鱗でした。順番に泣いただけと思っていたが、また1つ学ぶ概念ができました。

「お前がもしタイムマシンあったら言うたやろ!」

5名が90点以上をつける中、志らく、そして巨人師匠も80点台。

 

ジャルジャル 「国名分けっこ」(648点)

準々決勝で披露した「国名分けっこ」。3位には確実に入るネタだと信じつつも、昨年のリベンジを果たしたようで嬉しかった。ただ648点と出てもガッツポーズ1つしなかった2人。何点を想定していたのだろうか。

完璧に近い出来だっと思ったのだけど、それはゲームの設定が完璧と言うだけで、富澤のいう「2人の人間力」が出なかった分3位に甘んじてしまったのかな。塙さんの「ゲームの説明をしないで、お客さんと一緒になって分かっていくのが理想的な展開」というコメント、ものすごく共感。準々決勝の記事で書いた感想、それっぽいこと書いてない?

「どれが1番耳にへばりつくん?」「ダントツで『ゼンチン』や!」

志らくが99点をつけるも、上沼さんは88点。昨年89点をつけた礼二、今年は93点。

 

ギャロップ 「合コンの代役」(614点)

2年連続準々決勝敗退のコンビが初の決勝進出。林に、合コンに代わりに行ってほしいという毛利。だがそのメンツが…。

なぜか準々決勝の動画で見たときより面白かった。20歳の女の子4人と20歳の男の子3人の中に放り込もうとするという1つの動作だけで、色んな観点から違和感を拾い上げる林のしゃべくりが抜群。「ババ抜きやないか!」「ファッションショーのデザイナー」という例えからは、自虐というより共感で笑いを生み出している。前の4組にはないアダルトな漫才が良かった。ただ展開の物足りなさや動きの乏しさで、かまいたちより差がついてしまったかな。

「なんの話でもない。忘れていい。」部分の大阪のしゃべくり感よ。兵動さんが乗り移ったのかなってくらいの話の上手さ。しかし兵動さんがよぎったというのを正とすると、上沼さんの「4分のネタではない」、志らくさんの「劇場でのんびりみてれば面白いんだろうけど」というコメントも説得力が増すね。

「お前よう行こう思てたな!」

4人がスーパーマラドーナと同点数。松本が1点プラス、富澤と志らくが2点マイナス。

 

続きは明日以降。