ちーぴんの「笑いは血、アニメは肉」

アニメ・お笑い賞レースについて

ACCA13区監察課 感想

原作:オノ・ナツメ

監督:夏目真悟

アニメーション制作:マッドハウス

 

 

クーデター後、民間組織・ACCAが置かれることになり、その監察課は各自治区で業務が適正に遂行されているかを監視していた。その後会議で「監察課の廃止」が決定するが、監察課の副課長、ジーン・オータスの不正摘発により延命される。 しかしクーデターのパイプ役にジーンが疑われ、内偵に学生時代からの親友ニーノがつく。ACCA壊滅を企むシュヴァーン王子に対しACCA側はクーデターを起こすが、ACCAの存続を認めさせるのみで穏便に収束した。

 

ACCA監察課の廃止から始まり、クーデター、王位継承、親友の内偵など、ギャグでは済まされない内容が複雑に絡み合っています。それでいて序盤は主人公ジーンの無表情でクールな雰囲気も手伝って、おやつの時間だとか、区の特産品だとか。まさかそんな話が始まるとも思っていませんでした。追っていきたい設定や状況の出し方も小出し小出しで視聴者に親切な作りとは言えませんが、そこは会話のリアリティー。これから見る人がいれば、気を抜かずに刮目して見ることをお勧めします。ある程度ちゃんと拾ってみるなら複数回見るべきです。

 

それでいておやつの時間を楽しんだり、お土産をくれたりパーティーをしたりと、ゆったりとした時間の雰囲気を味わうアニメでもあります。これがまた上の話とうまい具合にミックスされていますので、視聴の難易度は上げていますが楽しさも増えています。

 

そして最終話、最終話にACCAらしさが集約されていたと思います。ACCAや王族のやりとりがあまり分かっていなくても、芯となる雰囲気が見て取れたならそれでよし。皆の満足度の総和が1番大きい選択をしてくれたように感じて、見終わった後幸せな気持ちになりました。