ちーぴんのお笑いとアニメのブログ

アニメ・お笑い賞レースについて

「M-1グランプリ2018」優勝者決定!

前半戦終了してもハネたコンビが現れないと言われたM-1グランプリ2018。

9組目、10組目が優勝・準優勝という結果でしたが、それぞれが爪痕を残し、活躍してくれた大会だったと思います。

トップバッターの見取り図も「○○って誰~!?」でコメントを残し、「テッテレ~!」で何度も観客を笑わせたスーパーマラドーナ、畳みかける口論で持ち味を出したかまいたち、1本目のネタにより、違うネタをしなければならないプレッシャーに見事に打ち勝ったジャルジャル、予選より磨きのかかったネタで底力を見せ、ハゲ方が面白くなかったギャロップ、最下位でリアルタイムで気を遣われているゆにばーす、今まで出てこなかった加速力のある漫才を見せたミキ、未来の漫才を見せつけ審査員の興味を惹きつけたトム・ブラウン、個々の良さが際立ち相乗効果を生み出した霜降り明星、2本ともラスト1分で畳みかけ、視聴者と審査員を手玉に取った和牛。全てがM-1グランプリ2018に必要なコンビでした。

 

何より今年嬉しかったのは、1組毎に審査員のコメントがたくさん聞けたこと。初審査員の立川志らくさん、ナイツ塙も感心させられるコメントが多くて非常に勉強になりました。

 

今年も面白かった!M-1!ありがとうM-1!

おめでとう!霜降り明星

M-1グランプリ2018 準決勝進出者 準々決勝ネタ感想

コンビ名 ネタ 個人採点
かまいたち USJ 96
ジャルジャル 国名分けっこ 95
マヂカルラブリー フレンチのマナー 94
トム・ブラウン 加藤一二三 94
スーパーマラドーナ 10万返して 93
マユリカ 祭り 92
見取り図 オシャレ 92
金属バット 落語家 92
三四郎 91
東京ホテイソン 遠足 90
からし蓮根 刑務所 89
和牛 仕事と私 89
ゆにばーす ねずみ講 89
ニッポンの社長 最終面接 88
アキナ 山登りのガイド 88
ダンビラムーチョ 恐いもの 87
霜降り明星 ニュースキャスター 86
ギャロップ コンパ 86
たくろう 人間ドッグ 86
インディアンス ヤンキー 86
さらば青春の光 恐い話 86
プラス・マイナス スマホゲーム 85
ミキ 新婚旅行 85
侍スライス 裁判 81
ウエストランド 結婚相談所 81

 

 1位はかまいたち。2015年の敗者復活戦で披露したネタのリメイクながら、濱家のリアクションが表情にくっきり出ていてより面白くなっていました。2年前の感想で、山内が客に話しかけるのは恐いと書いていましたが、今回は濱家が客に問うスタイルで2年前のちーぴんも安心の内容。ラスト1分半からはずっとMAXで、ほぼ満点の出来です。

2位はジャルジャル。昨年のピンポンパンゲームの第2弾とも言える言葉遊びネタ。しかしルールがピンポンパンゲームよりシンプルの為、前半から開始1分で「ドネシア」連発のボケに到達、そこから「ゼンチン」「トラリア」、更には上級編まで盛り込み、昨年で言う「ピーン!」「ピーン!」部分の爆発を複数回起こせています。ツッコミも流石だが、2本目のネタをどうするのかが気になるところ。4回目の決勝で今年ラストイヤー。もう、審査員との相性次第と思う。*1

 昨年最下位のマヂカルラブリー。「歴代チャンピオンです。」からの1ボケ目の笑いの量はトップクラス。以下いつも通りのカブせのオンパレード。…と思いきやデモンという新しい展開も用意してあり、上沼さんのアドバイスを的確に活かして(?)いました。もうひと波あれば、大満足。そして改めてじっくり見るとツッコミのタイミングが、ボケとの時差が無く非常に上手。「終わり~じゃねぇよ!」とか、特に「自分の血を垂らせって言ったの!」のピッタリのタイミングでのツッコミは感動する。

超大穴、上沼怒られ枠?のトム・ブラウン。ハゲのみちおが芸能人やキャラクターを合体させようとするが失敗し、ロン毛の布川が「ダメー!」とみちおの頭をベタコーンと叩く。これしかやらないが、快音を響かせるツッコミと、連想ゲームのような新キャラの登場がクセになる漫才。漫才か?これは。結局1番面白いのは、みちおが笑うときの顔なんじゃないか説。事務所の先輩、オードリーに続くM-1ブレイク芸人になれるか!?

こちらもラストイヤーのスーパーマラドーナ。相変わらずの確かな漫才の腕、力と怒りのこもったツッコミ、そして見事な伏線と三拍子そろった模範的かつオリジナリティのある漫才。時折出てくる田中のしょーもないボケもファンほ惹きつける。あそこだけ田中が考えてそうだな。準々決勝の漫才では、漫才コントでのボケに加え、漫才パートでもボケツッコミを入れこみ、ボリュームのある仕上がりになっています。叩き返したり思わず首を絞めそうになったりのボケは1回しか使えないから、このクオリティの漫才を2本作るのは相当大変だと思う。

 

以上が個人的ベスト5。

全体の感想としては、金属バットの「落語家」や、ダンビラムーチョの「恐いもの」など、代表作の漫才を引っ提げて勝負に出る漫才師が多い中、和牛だけは70%くらいの漫才で余力を残している。決勝進出者発表の時、和牛とスーパーマラドーナ共に決勝進出を決めた際、隣同士会釈していたのが印象的でしたが、常に決勝で披露できるレベルのネタで勝負するスーパーマラドーナと、決勝の2本に全てを賭ける和牛、どちらに軍配が上がるのか楽しみです。

ラストイヤーは上の2組に加えて「ギャロップ」と「プラス・マイナス」(真ん中の点あったっけ?と思って調べたら、2016年に改名していた)。決勝進出者の発表で明暗が分かれた2組。是非頑張ってもらいたい。

そうか、ちょっと気が早いけど来年のM-1は、ジャルジャルスーパーマラドーナがいないのか。ちょっと物足りない気が…

*1:昨年は松本1位、巨人3位タイ、上沼4位タイ、大吉6位タイ、小朝6位タイ、礼二8位タイ、渡辺8位

M-1グランプリ 2018 準決勝進出者決定!!

11月7日、25組が準決勝進出を決めた。

去年は30組が進出された中一瞬物足りない印象を受けたものの、個性的なメンツが揃っています。

 

 322 からし蓮根

 325 ニッポンの社長

 334 マユリカ

 349 霜降り明星

 746 ダンビラムーチョ

 785 マヂカルラブリー

 843 スーパーマラドーナ

 919 トム・ブラウン

1134 プラス・マイナス

1195 侍スライス

1206 和牛

1941 アキナ

2071 ミキ

2077 ギャロップ

2195 たくろう

2197 見取り図

2704 ウエストランド

2739 インディアンス

2851 かまいたち

2852 ゆにばーす

2853 三四郎

3072 金属バット

3348 さらば青春の光

3548 東京ホテイソン

3933 ジャルジャル

 

2015年~ 大会出場情報

 

決勝

からし蓮根     2 1  
ニッポンの社長   1 1 1  
マユリカ     3    
霜降り明星   1   2  
ダンビラムーチョ   2 1    
マヂカルラブリー     1 1 10位
スーパーマラドーナ        

5位・3位・4位

トム・ブラウン 1 1 1    
プラス・マイナス     3    
侍スライス 1回戦敗退1回        
和牛         6位・2位・2位
アキナ     1 1 6位
ミキ     1 1 3位
ギャロップ   1 2    
たくろう   1 1    
見取り図     2 1  
ウエストランド   1 2    
インディアンス   1 1 1  
かまいたち       2 4位
ゆにばーす   1   1 8位
三四郎     1 2  
金属バット     3    
さらば青春の光       2 4位
東京ホテイソン 2     1  
ジャルジャル       1 3位・6位

 

準々決勝敗退かつ過去ファイナリスト経験者

相席スタート

さや香

スリムクラブ

R-1ぐらんぷり2018 決勝進出者決定!

 3月6日に放送される「R-1ぐらんぷり2018」が2月12日に発表されました。

以下決勝進出者と、過去の準決勝以上の戦績です。

戦績表以下は後日更新します。

  ルシファー吉岡 カニササレ アヤコ おいでやす小田 おぐ 河邑ミク
所属事務所 マセキ フリー よしもと SMA NEET Project 松竹芸能
           
2010年     準決勝    
2011年     準決勝    
2012年     準決勝    
2013年     準決勝    
2014年 準決勝   準決勝

決勝進出

Cブロック3位

 
2015年 準決勝   準決勝 準決勝  
2016年

敗者復活2位通過

Bブロック4位

 

決勝進出

Bブロック3位

準決勝  
2017年

決勝進出

Bブロック3位

 

敗者復活1位

Cブロック2位

   

 

  チョコレートプラネット・長田 ゆりやんレトリィバァ 濱田祐太郎 紺野ぶるま 霜降り明星粗品
所属事務所 よしもと よしもと よしもと 松竹芸能 よしもと
           
2010年          
2011年  準決勝        
2012年          
2013年         準決勝
2014年          
2015年  

決勝進出

3位

    準決勝
2016年  

決勝進出

3位

    準決勝
2017年  

決勝進出

Bブロック2位

 

敗者復活2位

Bブロック4位

準決勝

 

 

 

Aブロック

ルシファー吉岡

3年連続3回目の出場。

パッと見は清潔感のない感じですが、ネタは整頓されていて構成がすごく分かりやすい。

コントの入りが丁寧で、そこから繰り広げられる展開も丁寧。どういう現状でどういう理由で話がかみ合ってないのか、ツッコミどころはどこなのかなど、テンポが意外とゆっくりで「なるほど」という感触がスルッと入ってくる。その感覚はお客さんにも言えることで、ある意味客との一体感、笑い声、反応があって初めて完成するコントともいえると思う。

下ネタが多いイメージもありますが、観客の理解を第一に考えた優しさとありそうでなかった発想力が武器です。そこに爆発力がもう1つ加わると波にのれそう。

 

カニササレ アヤコ

ノーシードで初出場。

今回のダークホースその①。決勝進出者記者会見でも、初っ端から名前を呼ばれた後の立ち位置を忘れその場に立ち尽くすという緊張っぷり。そして感想では「普段はOLをやっているので部長の評価が上がるように頑張る」とのこと。

早稲田大学のお笑いサークルに所属しており、1年後輩の「にゃんこスターアンゴラ村長がブレイクしたのがしげきになったそう。ちなみに早稲田のサークルには過去「WAGE」なるものがあり、小島よしお、かもめんたる*1手賀沼ジュン*2が所属していた。

現在ネタ動画などもなく全くの情報なし。個人的には早く芸名の由来が知りたい。カニササレっていうコンビと思うじゃん。

 

おいでやす小田

3年連続3回目の出場。

芸人仲間にイジられ大声でツッコむも、昨年の敗者復活のシーンから周りの芸人に愛されていそうな芸人。ルシファー吉岡とは違い3分間にかけあいをギュッと詰め込んだ勢いがあり密度の高いコント。

2年連続で優勝者の、そして裸芸の直後のネタ順になるという呪われた芸人であり、武器である正統派しゃべくりコントが霞む流れに涙を飲んできた。しかも2014年から導入されたお茶の間d投票では14%、10%と残念な結果に。おそらくキャラクターが立つR-1ではしゃべくりの限界がありそうなので、是非とも審査員の心をつかんでゴリ押ししてほしいですね。

ちなみにM-1グランプリ2017ではゆりやんレトリィバァと即席コンビを組み、3回戦まで進出しています。

 

おぐ

4年ぶり2回目の出場。

2013年チャンピオンの三浦マイルドと似たハゲキャラだが、三浦マイルドが一般的なフリップネタなどをするのに対し、おぐはシンプルにハゲを活かしたコントが多い。

同じハゲということでルシファーの話をしていた際は、「ルシファーさんは受け入れて、僕はジタバタしている」との自己分析。2014では自分はほとんど喋らず録音した声に終始ハゲをイジられるコントでしたが、今年もそのようなテイストなのでしょうか。

2014のネタ見直したけど、周りの声にかまいたちの濱家いるな多分。

 

 

Bブロック

河邑ミク

ノーシードで初出場。

「女芸人No.1決定戦 THE W」準決勝進出。そして今回のダークホースその②。

同じ松竹芸能紺野ぶるまとは仲がいいらしく、いいライバル関係らしい。見た目のかわいさは評判がいいが、肝心のネタが分からないので何とも言えない。あくまで個人的見解になるが、女芸人にあってほしい女性を捨てた感じがあまりない気がする。女性がやれる範囲でのネタをやってそうで、だから他の女芸人の爆発力には足りないことがあるかもしれない。それでも決勝に残ったのだから、どこかは面白いのだろうけど。

 

 

チョコレートプラネット・長田

初出場。

キングオブコント2008決勝進出、2014準優勝。コンビでのネタも長田の作った小道具を使ったものが多く、そういう意味ではその延長線上のなのかもしれない。キングオブコントの他、爆笑レッドカーペットや歌ネタ王決定戦でも小道具ネタを披露している。

相方松尾がIKKOさんのモノマネでプチブレイクし、自分も和泉元彌さんのモノマネに手を染め原点回帰した矢先の決勝進出、次なるブレイクの足掛かりになればと思います。

 

ゆりやんレトリィバァ

4年連続4回目の出場。

女芸人No.1決定戦 THE W 第1回優勝。現在レギュラー4本と、今最も勢いのある女芸人の1人であるが、口を開けばボケる病気芸人。

2015・2016は3位ながら2017はブロック敗退し、個人的には失速している印象。THE W出場のせいでネタのストックも減りやや向かい風のようなきもしますが、最多出場の底力を見せつけてほしい。

あと不安なのは、先述のすべてがフリに聞こえてしまう病気っぷりで、生放送である本番が押さないか心配。

 

復活ステージ2位

 

 

Cブロック

濱田祐太郎

初出場。

生まれつき目が悪くほとんど目が見えていないという。主に漫談をするらしいが、登場時もセンターマイクまで連れてきてもらっていた。1本ネタを見ましたが、客の反応が見えていないことに気付いてゾッとした。

500万円の使い道に「意味のないことをやりたい。ミニクーパーや3Dテレビを買おうと思う。僕見えないですけど。」と言い放って周りにツッコませたりと、入り混じる自虐にも明るさがあり、周りが変に気を遣わない空気を出しているようでした。

人間性、話題性、意外性など嫌でも注目を集めるのは確実。いかにこのアドバンテージが働くかが見物です。

 

紺野ぶるま

2年連続2回目の出場。

「エロなぞかけ」を代表的な持ちネタとしているが、昨年はエロを封印し毒舌キャラで挑むも惨敗。決勝進出会見では下ネタコメントも残していたので、まだまだ現役なのだろう。

賞レースで下ネタはあまりいい評判がたたないこともあり、メインウエポンを封じられた中での昨年の決勝進出である。今年の正面突破で汚名返上なるか。

ちなみに昨年復活ステージ2位で勝ち上がった時、野沢雅子のものまねをしているアイデンティティ田島が感想を求められた際に、「そうだなぁ~ブルマが行ったからよぉ~」というコメントがめちゃくちゃウケていた。今年もそれを聞きたいがために、是非アイデンティティ田島には復活しないでほしい。

 

霜降り明星粗品

4回の準決勝進出を経て初出場。

コンビとしてはM-1グランプリ2016・2017で準決勝進出、第38回ABCお笑いグランプリ優勝、歌ネタ王決定戦2017決勝進出など上り調子の霜降り明星。そのツッコミ役が長い挑戦期を経て初進出。

主にフリップネタで書いてある絵や図にツッコむネタをしているが、シュール性がなかなか強く、全体的に面白いがやや波がある印象。ネタの量が多く高速でフリップをめくっていくので笑い終わる前に次のネタが始まってしるときがあるので始めて見た時はびっくりした。

相方、せいやも敗者復活に挑むので、もしかすると霜降り明星対決が見られるかもしれません。

 

復活ステージ1位

 

 

 

準決勝敗退(復活ステージ出場の可能性のある)者

アイデンティティ田島

石出奈々子(2017年決勝3位)

おばたのお兄さん

ギフト☆矢野

清友

銀シャリ

クロコダイル

ミユ

クロスバー直撃前野

ZAZY

サツマカワRPG

シオマリアッチ

霜降り明星せいや

鈴木ララバイ

読点

土肥ポン太

トレンディエンジェルたかし

ナオユキ(2009・2011年決勝進出)

中山女子短期大学(2014年決勝進出)

ヒューマン中村(2011~2015年決勝進出)

藤崎マーケット・トキ

牧野ステテコ

マツモトクラブ(2015・2016年決勝進出)

まとばゆう

メルヘン須長

守谷日和

やのぱん

ユリオカ超特Q

レイザーラモンRG

レイザーラモンHG

レオちゃん

*1:キングオブコント2013優勝

*2:歌ネタ王決定戦2014優勝